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横山

Author:横山
環境改善塗材【ガイナ】の販売代理店でお客さま担当をしています。
さまざまな“エコな家”が誕生していますが、いったいどんな家がもっともエコなのか。自然と健康とエコエコ(環境&節約)をキーワードに極めます。

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遮熱・断熱塗料の真価は計算できない
ブログにおこしくださり、ありがとうございます。

先日、住宅金融支援機構が開催した、
「何が変わった? 省エネルギー住宅基準」という
セミナーに出席しました。

現在の基準は、平成11年に告示された通称
「次世代省エネルギー基準」と呼ばれるものです。

これが21年4月から改正されることになりました。
今回のセミナーはいわばその説明会のようなもの。

その中で「最近よく寄せられる質問」として、
「遮熱塗料を屋根に塗ることで、屋根や天井の
断熱材を薄くすることができるのですか」
というのがあります、との話がありました。

さて、住宅金融支援機構ではこの質問に対して
どう答えているか、と興味をもって聞いていたところ・・・

結論としては、「トレードオフはできない」つまり
遮熱塗料を塗ったからといって、
その分断熱材を薄くすることはできません、でした。

理由は、簡単にいうと
「学者の先生がたが、さほどの効果を認めていない」から。

現在の省エネルギー基準が定める断熱材の仕様は、
各断熱材の熱伝導率と同時に、
その“厚み”も重要な要素になっています。

つまり熱伝導率(熱の伝わりやすさ)が同じなら、
厚みが厚い方が熱を通しにくい(熱抵抗値)わけで、
塗膜のように厚みがないと、この熱抵抗値を算出することが
できません。

学者の先生がたにとっては、この熱抵抗値の公式に
あてはめられないもの=効果は薄い、ということなのでしょう。

ただ少々苦し紛れと思われるのは、
「夏場の熱射を遮る効果」については評価できる
場合もある、としている点です。

つまりトレードオフができない理由は、
遮熱塗料では冬の断熱に効果が期待できないから、
ということでしょうか。

遮熱・断熱塗料であるガイナは、近赤外線だけでなく
遠赤外線も反射します。よって、暖房機器によって
放射された熱線(遠赤外線)をその塗膜で
はね返すことによって、暖房効率を上げることができます。

一般的な断熱材がする熱を通さないことによる保温とは
仕組みが異なりますが、冬にも効果を発揮します。

問題はこうした放射率を計る計算式が確率されていないこと!

どなたか大学の先生! 研究してくださらないでしょうか。



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2009.03.09 Mon | ガイナ | T:0 | C:0